2008年はどんな年?
 2008年は、ひと言と言えば「長距離走者の年」です。大きな目標に向かって、時には喘ぎながら、一歩一歩着実なストライドで走り続ける年というわけです。
 といっても、辛いだけの一年というわけではもちろんありません。頑張った後で成果を手にした歓びは、グルメやファッションを楽しんだ束の間の快感とはまるで異質な深いものがあるはず。
 また、ランナー・ハイという言葉があるように、ひたすら走ることで得られる充実感も、無視しがたいものがあります。
 2008年は、こうしたストイックな喜びが、あなたを怠惰から立ち直らせ、あなた自身をパワーアップさせ、人生の階段をワンステップ上げてくれます。
 また、こうした人生のリストラは避けて通れないこと。いつかは先のばしにすることなく、決然と実行しなければならないことです。
 ただ、怠惰や贅沢に慣れきってしまった人には、ちょっと辛い面もあることは事実です。人生のさまざまな贅肉を、削ぎ落としていかなければならないからです。それには、時に大きな苦痛が伴います。
 たとえば、広げすぎた仕事や趣味、人間関係を整理しなければならない人も出てくるでしょう。
 衝動買いで膨らみすぎたローンやクレジットを、倹約によって縮小していく努力が必要になってくる人もいるでしょう。
 自分の能力を過大に評価しすぎていた人は、より現実的になって、足元を固め、再出発しなければならないかもしれません。
 また、自分以外の誰かに頼って、人生のほろ苦い面を拒否し、ぬるま湯につかっていた人は、自立に向かって一歩踏み出さなければならないでしょう。
 これはキリギリス・タイプの人の場合。でも、こうした苦労を前向きに考え、人生のターゲットにするアリ・タイプ人は、今年はもっとお金を貯めたい、キャリアアップを図りたい、より高度な学歴を身に就けたい、と精力的に努力を傾けていくかもしれません。
 そして、どちらのタイプにとっても、今年は良きにつけ、悪しきにつけ、タフな一年になるわけです。
 こうした社会の風潮を反映して、古風で堅実なものが人気を集めることになります。
 相撲や落語、歌舞伎や能・狂言といった伝統芸能が見直され、演歌や時代小説が再評価されるかもしれません。日本食や日本酒がお洒落に衣替えして、話題を呼ぶことでしょう。江戸文化は、ますまず現代の感性の中に甦り、溶け込んでいきます。
 人気を博する女性のタイプは、たゆまぬ努力で地位を築きあげた実力派や、大人のムードも放つちょっと硬質でセクシーなタイプ。全体に若い女性よりも年長の、頼れる姐御タイプとなります。
 ファッションは、全体にトラッド指向で、たとえばテイラードのジャケットに金属ボタン、細身のパンツにブーツといったきっちりしたファッションが見直されます。また、和風ブームから、キモノの新しい着こなし方も模索されることでしょう。ちょっと厚着でタフな印象のアウトドア・ファョションも大人気です。
 目を政治・経済面に転じてみましょう。まず経済面は、目先の利益より安定成長を重視して、華々しいベンチャー企業よりも、重厚長大の伝統型産業が再評価されます。
 また、学生の人気リクルート先も、こうした大企業や半官半民の企業、公務員となるでしょう。
 世界経済は、米国のリスキーな金融商品が震源となり、だいぶ雲行きが怪しくなってきましたが、日本経済に限ってみれば、「思ったより堅実」に推移しそうです。
 中国やインドなど、発展途上国の急速な経済発展が、米国発の信用収縮をかなりカバーし、対米輸出の急激な落ち込みと円高のダメージを相殺することになるからです。
 また円高も、ドル以外の通貨にはバランスがとれており、円高ショックはかなり緩和されることでしょう。
 とはいえ、輸出の落ち込みはそれなりにありそうですが、国内産業の保護を旗印に公共投資が活発化し、内需拡大によって輸出の減少をある程度カバーしそう。
 ただし、個人消費は倹約マインドの徹底により、大幅な低迷は避けられません。小売りやサービス業は、そうとうの我慢を強いられそう。
 株価は、米国経済の下降や急激な円高が影響し、調整を余儀なくされますが、比較割安感と国際金融資本の日本市場への移動から、長期的な日本買いのスタンスはまだまだ続きそうで、本格調整は少なくとも秋口まではないでしょう。
 財政再建は待ったなしです。国家の借金を再構築する大胆な政策が矢継ぎ早に打ち出されるかもしれません。
 増税や年金改革、国債の見直しなども、そこまで国家財政が厳しいなら、と国民は嫌々ながら納得せざるをえない状況となります。
 それだけに、公務員や企業のモラルに、国民から厳しい目が向けられ、体質改善が求められるでしょう。
 政治面では、福田内閣はモラルや違法問題からしだいにコントロール能力を失っていくことでしょう。民主党も同様で、派閥内部の対立からコントロール不能の状況に陥り、両党の自壊を経て政界再編は必然の流れとなっていきます。
 外交面では、国内に米国への過度の依存を見直す自主独立の機運が高まり、国益保護の立場から、日本は米国や中国、ロシア、ECといった国々との関係再構築に動き始めます。
 グローバルな視点に立てば、ここ数年は、十年単位、百年単位の大きな激動期にあり、各国間の力のバランスが崩れ、地勢学的な枠組みの変更が行われていきます。ことに、米国の動きには目が離せません。
(星座別の2008 年運をアップしました。お楽しみください!)


2007年はどんな年?
 2007年は、久しぶりに明るいのびのびとしたムードが社会全体を覆いそうです。
 好調な経済が背景となって、人生をエンジョイし、多くのことを知り、心のあり方を考えたい、という機運が強まってきます。
 ライフスタイルとしては、おおらかで、のびのびした、屈託のない生き方が模索されます。自然との協調、ロハスといった概念や運動が、皆の意識をじょじょにモノより心といった価値観に向かわせることでしょう。
 精神的余裕の生まれた人の中には、教養を深めたり、アートを楽しんだり、心のありかたを問い直す思索や宗教に目を向けていく人が増えてきそうです。
 わかりやすい哲学や宗教の本が、ベストセラーになるかもしれません。
 拡大した意識をもち始めた人々の関心は、世界や宇宙に向かいます。世界の文化や科学への関心が強まり、海外渡航者の数はいっそう増してくることでしょう。
 健康志向にスピリチャアリズムが重なりあって、ヨガや太極拳などが人気になります。健康的でハツラツとした、陽気で楽天的な女性やタレント、強い精神力や知性の持ち主が人気となるでしょう。
 精神的な価値を重視する人たちは、いいかげんで薄っぺらなものを退けます。今年は、本物志向が強まることでしょう。ブランドブームはあい変わらずですが、さらにクラシックな趣味、アカデミズムなどが憧れの対象となります。
 経済面は、少なくとも秋口までは順調です。ことに海外に進出した企業は、業績を伸ばし、高収益体質を強化します。
 国内でも、設備投資意欲は強くく、個人消費の伸びにも支えられて、内需は順調な伸びを見せることでしょう。
 ただ、秋以降息切れが始まり、株式譲渡益課税の強化などの増税策、社会福祉負担の増加になどよって、個人消費にも陰りが現れ始めます。株価も停滞を始めることでしょう。
 政治面では、安倍内閣はピリッとしません。リーダーシップに乏しく、実力政治家との妥協が続くため、中途半端な政策や行動にとなりがちで、成果は乏しいでしょう。ただ、ちょっと頼りない支援者に支えられ、政治基盤にまだ揺らぎは見られません。
 秋以降は、内外からのプレッシャーがさらに重くのしかかり、安倍氏の政治基盤はいっそう弱まります。安倍氏は孤独な決断を迫られ、孤立化を深めていくことでしょう。
 国際面では、世界の一体化に向かう協調がいろいろな分野で顕著になります。企業の海外進出にはいっそう拍車がかかり、M&Aによって国際的な企業買収が進展することでしょう。
 地域経済の拡大と統合がさらに進み、関税障壁の撤廃が各国間でさらに話し合われます。
 また、地球環境の保護のためさまざまな協定が結ばれ、遵守が求められます。
 国際化と世界の統合は、理念ではなく、経済活動や自然破壊どいった実質面からさらに進んでいくことでしょう。

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